国際送金の状況を「読み手に伝わる順序」で整理します
事業投資、共同運用、代理購入、コンサル費、入金テストなどの名目で送金したものの、受取先や用途が不明確になってしまう相談が増えています。国境をまたぐと、名義・中継・第三国利用・ウォレット併用などにより、経路が見えにくくなるのが実情です。Trust Koreaは、日本語で完結する窓口として、手元資料とオンライン上の痕跡を束ね、提出前提のレポートに整形。合意交渉や後続工程に接続できる状態をつくります。
初動は Basic Check(初期調査) で、送金台帳・通帳/決済明細・メッセージ履歴・請求書・契約書・広告素材・FAQ・SNSなどを時系列に並べ、「確実な事実」と「仮置きの見立て」を区分します。所在が曖昧な場合は 所在・人物 へ、相手の実体や関係会社が焦点なら 不動産・法人・資産 へ、未払いの扱いが必要な場面では 未払い(債権)の整理 に接続します。暗号資産が絡む場合は 暗号資産の動向把握 を併用します。
よくある状況と、最初に押さえたい要素
第三国経由・名義切替
受取先が別法人・別名義に切り替わる、または第三国で受領されるケース。名義・中継・領域(国)を列で整理し、媒体の痕跡(サイト・SNS・広告・FAQ)と対応付けます。
中継口座・両替・分割送金
同日複数回や小分け送金、通貨変換と合わせて行われるパターン。台帳化すると、時点・名義・金額・説明の整合が見やすくなります。必要なら 未払いの整理 と連携。
暗号資産併用
一部または途中で暗号資産に切り替えられているケース。読み取り可能範囲の見立てを行い、補助情報をあわせて記録化します。状況次第で 暗号資産の動向把握 を併用。
所在・人物の不明瞭さ
窓口担当や関係者が移動している/反応点が減っているケース。反応点・代替導線・関係図を簡易化し、候補を絞ります。必要に応じて 所在・人物の確認へ。
いずれのパターンでも、まずは送金記録・名目・やり取り・媒体の整合から始めます。時系列と関係図で可視化できれば、合意交渉や次工程の検討が前に進みやすくなります。
実務の進め方と、提出前提の成果物
- 資料の受領:送金台帳(日時・金額・名目・受取先)/通帳・レシート/請求・契約・広告素材/メッセージ履歴。

